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ピアノの、本番はいつ?どこで弾くの?お子さんは答えられますか?
こんにちは、ピアニストの山崎綾子です。
コンクールや発表会を控えている子に、私は、どこかのタイミングで、必ず聞きます。
ところで、〇〇くん。本番は、いつ?
・・・・・・
会場は?どこで、弾くの?
・・・・・・・・・・・・
もしもし?
なぜ急にフリーズ?(笑、いやホントは笑えない)
いつ、どこで、この曲を本番で弾くのか? お子さんに教えておきましょう
毎日、課題曲を、せっかく一生懸命、練習しているのに・・・
ぼく・わたしは、いつ、どこでこれを弾くのかな?
案外、わかってないです。
もしかしたら、親御さんも、案外、伝え忘れているかもしれません。
でも、それって、ゴールが分からないマラソンを走っているようなもの。
マラソンと違って、ピアノは24時間ずっと走り続けるわけではないから、ゴールが分からなくても、死にはしませんが。
練習だけしていて、あとは全部、お母さん任せ。そういう子、多いです。
お母さんの方も、「言っても、分からないでしょ」と思ってしまうかも。
でも、そんな感じで、本番の日すら、お母さんしか知らないと、どうなるか。
子どもは、ピアノが、自分ごとになりません。他人事になります。
お母さんの本番じゃないですよ〜、お子さんの本番ですよー。
あさってが本番だよ!と言われてもいいってことかしら?
いや、さすがに、あさってが本番なら、びっくりすると思うけど。
2週間後が本番でも、1ヶ月後が本番でも、あまり変わらないのかしら。
そういう子は、たいてい本番直前で、焦ります。
直前も直前、その日の、ホールに着いた時に、です。
本番のホールに足を踏み入れて、そこで初めて、事の重大さに気づきます。
ホールは、全然、空気が、緊張感が、違います。
その時に気付いても、もう遅い。
いつが本番で、どこのホールで弾くのか。
カレンダーに印をつけておいたり、ホールの写真を見ておいたりしましょうね。
そもそも、今ってあんまり、カレンダーを壁にかけていたりしない?
卓上カレンダーでも、いいですよ。いつでも見られる場所に置いておいてね。
お母さんに聞かないと分からない…は、やめましょう。
だって、あなたの本番ですから!
ピアノの本番の日を知って、練習を「自分ごと」にしよう!
見通しをつけるのは、親御さんが教えてあげる必要があります。
本番は、その子自身のことですから、自分が、いつ、どこでピアノの本番があるのかは、教えておいてあげましょう。
そうすると、逆算して、
- いつまでに、何を、できておく必要がある?
- 今週は、どこまでできておく必要がある?
- じゃあ、今日は、どんな練習をするべき?
と、練習が、「自分ごと」にできてきますよ。