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ピアノの練習を面倒と思わないためには「習慣化」&「成功率」の話
こんにちは、ピアニストの山崎綾子です。
大人の生徒さんから、練習について、このようなお悩みをいただきました。
弾けるようになっても、すぐ忘れて、弾けなくなります。
あと、練習を、面倒とか、辛いとか、思わない様にしたいです。
一度、弾けるようには、なったのですね。
では、それがどうして忘れてしまうのか?
というと、これは、弾かなかったからだと思います。
一回、弾けるようになったから、安心して、数日弾かないでいる。
そうすると、見事に忘れます。
いや、先生!
私、ちゃんと弾いてはいたんです。
ある程度、毎日。ごにょごにょ…
えっ、なに、弾いてたって?(なんか自信なさげなのが気になるけど。)
うーむ…。
では、聞き方を変えます。
弾けるまでに、何回まちがえて弾きましたか?
そして、弾けるようになってからは、何回正しく弾けましたか?
えっ!
そんな、間違えた回数なんて、数えてるわけないですよ。
それに、何度も弾いて、できるようになったんだから、それでいいんじゃないですか。
それが、それだとまだ、足りないんですよ。
ポイントは、成功率です。
「失敗回数より、成功回数の方が多くなるまで」毎日練習する!
まず、ピアノは、弾かないでいると、すぐに弾けなくなってしまう楽器である、ということは、基本として覚えておいてください。
で、今の話のように、「毎日練習しているのに、なんか弾けなくなっちゃう」という場合は、「成功率」を考えてみるといいです。
仮に、
1回目〜5回目:譜読み、たどたどしく、間違えつつ
6回目〜10回目:音符は読めたけど、まだ完璧でない
11回目:ようやくミスなく弾けた
だとします。
そうすると、10回は弾けてなくて、1回だけ弾けたのです。
成功率は、10%未満です。
この場合、「弾けていない回数」つまり「失敗率」の方が、圧倒的に高いですね。
残念なことに、
人間の脳は、間違えたものも、正しく弾けたものも、等しく記憶してくれちゃいます。
正しい音の方だけ覚えてくれれば良いんですけどね・・・。
そうは都合良くはいかないようで。
自分の脳に、正しい音の方を多く記憶してもらわなければいけないのに、
(さっきの続きで)
11回目〜13回目:ミスなく弾けた
=3回も、まちがえずに弾けたぞ! もうこれで、弾けるようになったでしょ!
と安心してしまう。
これだとまだ、間違って弾いた回数:正しく弾けた回数が、10:3。
まだまだ、間違った音の記憶の方が、勝ってしまいますね。
「失敗率より、成功率の方が高くなるまで」、毎日練習する必要があります。
実際には、こんな「失敗回数」なんて、数えている人はいませんね。
なので、【当たり前に】成功するまで、弾く必要があるということです。
ピアノは、他の習い事のように、1週間に1回やっていれば、勝手に上達するものではなく、家での練習が不可欠なものです。
だからこそ、好きでないと(弾けるようになりたい!という意欲がないと)続かない習い事なのだと思います。
というわけで、当たり前に成功するまでは、とにかく毎日弾く必要があります。遠い道のりです、頑張りましょう。
とても大事な「ピアノの練習の習慣化」の話
もう一つ、ピアノの練習を面倒と思わないようにするには「習慣化」することです。
歯磨きとか、お風呂とか、仕事とか(?)、めんどくさい時ありますよね。
でも、最終的にはやるじゃないですか。
その裏には、「習慣化」があると思います。
面倒だけど、ずっとやってきたことだし、サボったらサボったでなんだか落ち着かない、気持ち悪い。
ピアノの練習も、毎日やるのが当たり前になったら、面倒に思った時でも「やらないと落ち着かない」状態になれますよ。
毎日練習したら、必ず「気持ちよく弾けるようになる」というご褒美がありますから!
さぁ、今日も練習をいつするか決めましょう!
あなたのピアノの練習のサポートを行います!
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