ピティナ予選落ちからバッハ全国大会銀賞への道〜小４Mちゃんの軌跡

こんにちは、ピアニストの山崎綾子です。

今日は、生徒さんのご活躍をご紹介いたします。

今日は小学４年生（受賞当時）のMちゃん。

Mちゃんは、2023年11月のブルグミュラーコンクールのファイナルで「金賞」、2024年2月のバッハコンクール全国大会で「銀賞」を受賞しました。

去年の秋冬のコンクールで、２つとも良い結果を出したこと、素晴らしいですね。

でも、実はその年の夏まで、Mちゃんは

・ピティナは予選落ち

・動画添削を受講していたものの、あまり動画を提出しない

という状況でした。

つまりは、あんまり良い感じではなかった。（汗）

でもそんなMちゃんが、どう変わっていけたのか、追っていきたいと思います。

最初のピアノレッスンは、ピティナ予選の直前でした

Mちゃんが入会してきたのは、2023年の6月。

ピティナ予選の、3週間前でした。

正直、このような直前のレッスンでは、いくら私が声を枯らして全力でレッスンしたとしても、生徒さんはすぐには変われません。

しかも動画添削ですと、レッスンの効果がすぐに見えないため、本番まで時間がない場合は、短いスパンでのやり取りが必要なのですが、なかなか動画を送ってくれず・・・

レッスンがほとんどできないまま、予選を迎え、予選落ちとなりました。

なかなかやる気スイッチが入らない？＝オンラインレッスンを試してみよう！

その後、夏休み・・・

しばらく連絡が途絶えて・・・

これはもう、やめちゃうのかな？と思って、連絡をしてみたら、秋冬のブルグミュラーコンクールとバッハコンクールにも出たいとのこと！

目標が定まっているのなら、頑張れるはず。

ということで、再び、動画添削レッスンを再開しました。

ピティナの時よりは、動画を送ってくれているMちゃん。

でも、どうも、動画で私が伝えていることが、分かっていない様子？

ぜーんぜん、直ってない。

音も、ぼんやり・・・

生き生きしていない、スイッチが入っていない。

これは、直接、オンラインレッスンした方が良さそう！と思い、お母さんにお伝えさせていただきました。

オンラインレッスンで、音が、意識が、変わった！

私のオンラインレッスンは、自分で言うのもなんですが、しつこくて厳しいレッスンです。
（あっ、最初からではないですよ！あくまで何回もレッスンをしている生徒さんにです…多分）

この時も、ひたすらリズム練習を、しつこく、できるまでやってもらった記憶があります。

厳しいレッスンだったかと思いますが、この時が間違いなく、ターニングポイントでした。

Mちゃんの音は、この時からグッと変化を見せてきました。

ピアノに向かう姿勢も、明らかに変わってきたと感じました。

つまり、本気になってきたのです。

ここで大変ありがたかったことは、この時からお母さんがオンラインレッスンを頻繁に入れてくださったことです。

動画を見て、自分で学べる子もいますが、直接その場で良い悪いを言われて、その場で試行錯誤していった方が良い子も、やはりいます。

Mちゃんは、そのタイプでした。

オンラインレッスンで、リアルタイムでどんどん伝えていくことで、ピアノに集中していけるようになっていったように思います。

動画だけでやっていた時とはまるで違って、どんどん良くなっていきました。

そして、動画添削でも、学びの力（吸収力）がぐんと上がっていきました。

ここまでくれば、もう結果は予想できていました。

結果は、２つのコンクールとも予選通過。

その後もオンラインレッスンを毎週のように入れ、最終的には

・ブルグミュラーコンクールファイナル金賞

・バッハコンクール全国大会銀賞

という結果に至りました。

ここまでのMちゃんの軌跡をまとめますと、以下のようになります。

2023年6月：動画添削コンクールコース（回数無制限）を受講開始

2023年7月：ピティナコンペ予選落ち

2023年8月：秋冬コンクールに向けて課題曲のレッスン再開

2023年10月：オンラインレッスンの受講をお勧めし、単発で受講開始

2023年10〜11月：ブルグミュラーコンクール・バッハコンクール地区予選、共に通過。
ブルグミュラーコンクールファイナルで金賞受賞

2024年2月：バッハコンクール全国大会で銀賞受賞

お母様からのご感想

Mちゃんのお母様

先生からの「自信を持って弾いておいで」の言葉と共に、舞台ではピアノと自分しか見えないくらいに集中して演奏することができました。

指練習も頑張って良かったと、心から思います！

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ピアノの動画添削とオンラインレッスンを受講したことは、娘にとって新しい学びの形でした。

自分の演奏を録画し、綾子先生に送って添削していただく経験は、自分の演奏を客観的に見直す大きな機会となりました。

先生から送っていただいた動画を何度も見直し、練習することで練習の質が格段に向上します。

オンラインレッスンでは、「オンラインとは思えない。綾子先生がすぐそばにおられるように感じる」と娘が話しています。

いつも的確なアドバイスを下さり、とてもわかりやすいです。

また、演奏に対する理解が深まりました。

綾子先生のレッスンを受講し、より自信を持って演奏できるようになったと実感しています。

山崎綾子

コンクールを受けて、成長を感じたことはどんなことでしたか？

Mちゃんのお母様

バッハコンクール全国大会は娘を大きく成長させるものでした。

毎回、コンクールに出場する時、食事も喉を通らないほど緊張し、全身汗だくでとても大変そうでした。

けれども、今年のバッハコンクール全国大会は平常心で挑むことができたと話しています。

綾子先生とのレッスンで培ったことを全て出し切れたようでした。

娘は「他のコンクールにも出てみたい」と嬉しそうに話しており、成長を感じずにはいられません。

いつか弾いてみたい曲がたくさんあると楽しそうに話してくれました。

娘を長い目で見守り、家族で応援したいと思います。
よろしくお願いいたします。