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「何時間ピアノを練習すれば良い?」は愚問だけど、自分の練習不足を認識することは大事。
こんにちは、ピアニストの山崎綾子です。
ピアノのコンクールや音大受験を目指す人は、当然、上手くなりたいと思っていますね。
だからたくさんレッスンを受けるわけです。
でも、肝心なのは、レッスンからレッスンまでの、家での1週間の過ごし方です。
レッスンを受けただけで自己満足してはいけません、ということは、こちらで書きました。
ピアノのレッスンをたくさん受けただけでは上達しません。
大事なのは、レッスンで言われたことを、次回のレッスンまでに直してくることです。
いえ、正確に言えば、「直そうとしてくること」が大事です。
次のピアノのレッスンまでに、直そうとしていますか?
先生から言われたことを、次のレッスンまでに直そうとしてくることが、生徒さんのやるべきことです。
でも、もしかしたら、「やってはみたものの、どうも直らなかった」ということもあるかもしれません。
その理由が、
・先生の注意が、よく理解出来なかった
・間違った方法で練習してしまった
なら、まだ大丈夫。
次回のレッスンで、先生に質問したり、練習の方法を修正したりすれば、OKです。
でも、
・練習量が足りなかった
・練習をサボった
・注意されたことを、すっかり忘れていた
は、よろしくないです。(下に行くほど重症)
先生にできるのは、レッスンで全力で生徒さんに伝えること。
肝心の、練習する・行動するってことは、先生にはお手伝いできません。
その人にしかできないことです。
できるまで、練習はするんですよ。
ピアノの練習の質と量、どちらも大切です。
練習の質と、量、どちらも大事です。
「何時間練習したら良いのですか」という質問は愚問なのですが、それにしても例えば「30分」は練習時間としては絶対に足りないわけで・・・。
量をやればいいという訳ではありません。
しかし、「質」が上がれば、自然と「量」も必要となります。
頑張っている人は、これくらいは練習するものですよ、という目安はお伝えしておいてもいいかなと思います。
コンクールで通過を目指すならば、1日2時間、これはまず一つの目安になります。
1時間が絶対ダメというわけではないですし、曲数にもよりますが、一つ一つの箇所をその日のできる範囲まで追究していくと、おそらく1時間では足りないと思います。
できれば3時間。
平日4時間やれる人はなかなか少ないでしょうが、やる人も勿論います。
小学校高学年〜高校生なら、平日3〜5時間、弾く人もいます。
休日は6時間、8時間という人もいます。
ある、全国大会常連の、ご高名な先生のお教室では、10時間練習というのが有名です。
それだけの時間、何を練習するのかと思われるかもしれませんが、一つ一つの箇所を、その日のできる範囲まで、追究していく、ということです。
3回弾いてハイ終わりではないのです。
「それくらいの長い時間、練習しないと、全国大会に行けるような結果は出ないんだなぁ」ということは、知っておいて損はない、と思います。
「ピアノの全国大会に出るような子は、どんな練習をしているの?」と気になった方は、山崎綾子のレッスン、または練習法セミナーへどうぞ。